今更何を語る?競りと言えばこのゲーム「モダンアート」ライナー・クニツィア

情報源: 「モダンアート」のコンポーネントデザイン – Studio | Oink Games

「モダンアート」は、既に多くのバージョンが存在し、なぜまた新しいバージョン?と思われるかもしれません。私たちは「モダンアート」が大好きで、決定版となるバージョンを私たちの手で作り上げたいという、強いモチベーションがありました。

オインクゲームズ

クニツィア3大競りゲーの一つ「モダンアート」(残りはラーとメディチ)。もはや語り尽くされたゲームであり、今更何を語ることがあるのかというレベルの傑作なのですがなんとなく語りたくなったので記事にいたしました。

オインクバージョンいいね!

様々なバージョンが存在している本作。それだけこの作品が名作であるということなんですが、オインクゲームズから出しているバージョンが非常に細部に至るまで考え込まれていていい感じですね。自分はニューゲームズオーダー版しか遊んだことがないのでオインク版も遊んでみたいものです。しかしながらドイツ語版しかないんですね……

モノの価値とは何か?経済の本質を考えさせられるゲーム

オインク版の件もさることながら、今回特に語りたかったことは「モダンアート」というゲームが描いている経済の本質についてです。このゲームは終始「この絵の価値はいくらだろう」ということについて考えを巡らせます。価格というものは「需要と供給のバランス」で決まります。ですので基本的な考え方としては「この絵が欲しい人は多いのかな?少ないのかな?」ということに集約されます。

もちろん金額についてはプレイヤーの資金状態であったり、今後の販売額などで揺れ動いていきますが、ベースとなるロジックは需要と供給であると考えられます。

2つの市場が描きあげるゲームのドラマ

そうした中、このゲームでは「需要と供給」について2つの市場が存在していることが見えてきます。

  1. プレイヤー同士(画商達)で絵画のやり取りが行われる場
  2. システム市場(コレクターとか?)による買い取りの場

1はプレイヤー同士で価格が動き、2は取引された絵画の枚数で価格が動きます。遊んでみたら「なるほどなぁ」と感じるシステムなんですが、こうやって改めて考えてみても「なすほど素晴らしい」と思えるそんなシステムです。たくさん取引が行われているので人気があり市場での取引価格が上がるという「当たり前」をルールとプレイングの中で見事なまでに表現していること、ここが本当に痺れます。そして、その2の相場が1の相場へも複雑に影響を与えてきます。ゲームはより一層ドラマティックな展開へと進んでいくわけです。

競りはゲームの基本であると共に経済の基本でもある

競りはあらゆるゲームに通ずるという言葉を聞いたことがあります。そもそも競りはゲームに限らず経済の根本であると言えます。経済は多くの人間の思惑が絡み合い非常に複雑に回っています。だからこそ面白いとも言えます。そして経済を描くボードゲームもやはり面白いです。自分はこのモダンアートというゲームにそんな面白さを感じさせられました。もちろん単純に競りの方法であったり、買った売ったの一喜一憂も十全に楽しいものだと思います。

経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」
情報源: ナショナルエコノミー | スパ帝国 最近病み付きになっているゲームです。一見何の変哲もないゲームに見えます(表紙もメカニクス...

最後に同じく経済的な面白さが詰まっているボードゲーム「ナショナルエコノミー」の過去記事を合わせて紹介しておきます。

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